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2014年11月29日(土)〜 2015年3月1日(日)までだったのが、5月10日まで会期延長してた。その幸運にあやかって行ってきました、日本科学未来館へ。そしたら、これが予想以上にすごかった。この展示は良い意味で相当ヤバイもの。何故なら、すべてのコンテンツ産業に関わる人たちにとって、この展示を無視して作品を生み出すことが困難になるようなものだったから。

本展示のポイントは、大まかにいうと2点ある。1つは、デジタルという方法論によって、日本(アジア?)古来の空間認識における論理構造(ここでは「超主観空間」と呼んでいる)の解明とその成果となっているところ。そしてもう1つは、コンテンツと人々が別々に独立したものではなく、一体となっている、というところ。このふたつが、ものすごい破壊力を作品たちに与えていた。

「超主観空間」については、現代哲学においても大きなテーマとなっているものなので、その具体的な様相の表現ということもできるだろう。そして、コンテンツと人々の関係性については、例えば、小説における「パラフィクション」の議論とも響きあっているし、ウェブでのコンテンツの受容のされ方の変化も、この潮流の中に並べてみることができるのではないだろうか。

最近、理論的にはボンヤリとしていたものが鮮やかに形を現し、まだうまくリンクできてなかった事象たちが星座を描き出す。また、それが「わかる人にはわかる」といったストイックなものでも全くないところもすごい。そのことはあの作品たちの中で、子どもたちが自由に楽しんでいたことからも明確なことだ。そして同時に、大人たちにとっても、何かエモーショナルなものの解放を最大限に感じ取ることができる。すべてのコンテンツメーカーにとって、ていうかメディア関係者にとって、これは必見の展示といえるだろう。

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『チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地』

2014年11月29日(土)~2015年5月10日(日)
会場:東京都 お台場 日本科学未来館
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:火曜(12月23日、1月6日は開館)、12月28日~1月1日
料金:
当日 19歳以上1,800円 小学生以上1,200円(土曜は1,100円) 3歳以上900円
前売 19歳以上1,600円 小学生以上1,000円(土曜は920円) 3歳以上700円