この記事の所要時間: 132

Candle night in SAPPORO UNIV 2009.

演劇批評家の鴻英良さんは、2012年に日本映画大学の教授就任が予定されていたそうだ。けれども、同大学が政治活動をしない旨を記した誓約書の提出を求めたため、それを拒否して就任しなかったという。

このことを僕は今年(2013年)に入ってから知ったのだが、色々調べても「週間読書人」(2012年10月12日号)の鴻さん本人による論文「大学の収容所化に抗して―日本映画大学における誓約書問題をめぐって」くらいしか情報がなかった。

この情報のなさや無関心が、どうも気味が悪いなぁと思ったわけなのです。そこで、ここに公開質問状の全文を鴻さんから許可をいただきアップさせていただきました。ご興味のある人はご覧ください。この文章の最後にPDFを置いておきます。これ自体がひとつの戯曲のようでもあります。

大学関係者などは、やはりこの件についてなかなか語りにくいのかもしれません。それならばと、僕自身はそういうところにはほとんどしがらみがないですし、まぁ、インディーズメディアを主宰している者の社会的な役割としても、ネット上にこの情報を公開をしておこうと思いました。基本的に情報に対する判断は読み手に委ねます。しかし、判断のためにはアクセスできる情報がなければならない。

この件については、近いうちに鴻さん本人を囲んでの座談会のようなものを開催する予定です。その時の内容もネット上にアップします。何故、この誓約書のようなものが大学教育の現場から生まれてくるのか。そのダイナミクスの根源に迫ってみたい。

アントニオ・ネグリさんもやっと日本に来れたことだし、この日本という地における「生-権力」のことだとか「マルチチュード」のこととか、その実際のところを語ることが出来たらいいなぁと思っています。

公開質問状PDF