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スペインでカミーノ(巡礼)をはじめて、早くも15日が経過している。本当にあっという間だったのだけれども、その記録をほとんど残していないのが、なんとなくもったいなく思えてきて、ここに日記という名の備忘録をしたためてみたいと思うにいたった。

「カミーノ」とは、スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼のこと。最初の記録は、951年のものが最古だそう基本となっているコースは、約800キロ。有名なのは、フランスの「サン・ジャン・ピエド・ポー」という小さな町から開始するコース。このコースは、初日にピレネー山脈をこえるという最初に身体的な負荷のピークを体験するコースでもある。私もこのコースを歩んだ。

多くの巡礼者は、自らの足で目的の場所まで歩んでいく。そして、その間に通過する町々には、「アルベルゲ」という巡礼宿に泊まっていく。この宿は通常の宿よりも安く、だいたい一泊が10ユーロ前後。食費なども足しても1日20ユーロくらいで旅ができることになる。

このカミーノに挑戦しようと思いいたったのは、その経験者たちが必ずといっていいほど賞賛していたこと、そして、それを語るときの顔の表情がとても印象的だったことによるところが大きい。何かをはじめてみるとき、それを経験した人たちの顔の表情というものを私は重視する傾向があって、それによると、このカミーノは間違いなくやっておいて方がよいものだった。そして今、その直感は完全にあたっていることを確信している。

どちらかというとズボラな性格であることを自覚している身としては、この日記がどれくらい続くものかちょっと不安ではあるけれども、早速、はじめてみたいと思う。もう、15日目になったこの日から。