鍋と焼肉を同時に楽しめる、ラオス料理「シンダート」がおすすめ

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はじめに

東南アジアのローカル食堂で一年中よく見かけるのが、焼肉や鍋料理をみんなでつついている姿。そのなかでも、あまり日本では見かけないのが、鍋と焼肉を同時に楽しむスタイルです。

これは、タイやカンボジア、そしてここで紹介するラオスなどでも親しまれている大衆的なスタイルで、使用する器材は日本のジンギスカンを彷彿とさせるものですが、異なるのは盛り上がった丘の外周がスープで満たされているところ。この部分で鍋が楽しめるようになっているのです。ここでは、この鍋&焼肉が楽しるラオス料理「シンダート」をご紹介。場所はラオスの首都・ビエンチャンです。

1. 鍋と焼肉が同時に楽しめるラオス料理「シンダート」

「シンダート」とは、鍋と焼肉が同時に食べられるラオス料理。東南アジアにある他の諸国にもよく似た料理があり、タイでは「ムーガタ」、カンボジアのBBQ(名前忘れた)などがそれにあたります。

ビエンチャンのツーリストの集まるエリアでは、この料理を食べられるお店が見つからなかったので、ちょっと繁華街から離れたところにあることろへ。お店には、ラオスでの生活感のあふれる白人の2人組が先客としていたので、もしかしたら、けっこう有名なお店なのかもしれません。私が行ったのは平日の夜だったのですが、到着すぐはすでにお店は満席でした。

2. 「シンダート」とビアラオをオーダー

とりあえず、目的である「シンダート」をオーダー。ビアラオも。飲んだことのないホワイトラガーバージョンです。焼肉はやはりビールがよく合う。オーダーするとまもなく、野菜類や付けダレ、味の調整ができるかやくがテーブルに到着します。

野菜類の具材は、白菜やえのき、そしてマロニーちゃん的な何かと日本でもおなじみのものに加えて、東南アジアでよく見るし実際よく食べるけど名前は知らない野菜などが盛り付けられています。また、生卵もひとつ。頭のなかで想定していない具材だったので、この生卵をどの時点でどのように食べようか5秒くらい考えて、さいごのほうで鍋に入れて食べようと決意しました。

そしてこちらがお肉。ポークなども選べるようですが、最初からビーフを食べるつもりで来ていたので、もうビーフ。薄切りの赤身肉であっという間に火が通るやつ。お皿の上に綺麗に並べられています。

おそらく、シンダート用のお肉は事前にお皿の上に並べておいて、そのお皿を重ねて準備しているのだと思います。お肉にその痕跡がうっすらと残っています。これはカンボジアの鍋のときでもそうでした。やはり同じ文化圏なのでしょう。

3. 「シンダート」は辛味噌タレが特徴的

そしてこちらが焼けた肉などにつけて食べるタレ。辛味噌ベースでマイルドな舌触り。どうもこのタレが「シンダート」の特徴のひとつっぽいです。料理のスタイルとしては、タイのムーガタなどと一緒ですが、使用されている具材やタレの傾向が異なる模様。それぞれの地産のものや食文化から違いが生まれてくるのでしょうか。

こちらはこの味噌ダレの味を調整するためのかやく。左から唐辛子、にんにく、ライムの三兄弟です。お好みに合わせてタレの中に投入しましょう。といってもライムは絞って汁だけ入れましょう。そのままボトンと入れないように。別に入れてもいいけども、ここで大切なのはライムの皮ではなく果汁です。

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4. 肉を焼き始めるとけっこう忙しくなる

しばらくすると、頂きのところに肉の脂が置かれた器材がテーブルの中央部に登場。この時点ですでにしっかりと熱されています。熱で溶け出した肉の脂は重力にしたがって流れ落ちて焼肉ゾーンに。この脂がお肉などをひっつきにくくして味に深みを出してくれます。

真ん中の丘の部分が焼肉ゾーン、その外周が鍋ゾーン。まずは鍋ゾーンに野菜などを投入していきましょう。鍋に野菜などを投入するとき、なんだか童心に戻ったような気持ちに。公園で遊んでいた幼少の頃を思い出す楽しさあり。スープはすでに運ばれてきたときに入っていますが、少ない場合にはスタッフが足してくれます。

脂も行き渡って外周のスープに野菜を投入したら、次は牛肉を焼いていきます。片面に火が通ったら素早く裏返していき、一通り裏返し終わったら、端から食べていく感じでちょうどいい感じに。せっかくのお肉なので、ベストな状態で食べることを心がけました。

焼いた肉たちの肉汁は鍋ゾーンへと流れ落ちていき、鍋のスープの旨みがどんどん増していく、というのがこの料理の醍醐味のひとつ。野菜もどんどん煮えていきます。すべての具材をベストな状態で食べる手順を考えるのも楽しい。私の場合、すべて食べきるまで手がとまることがほとんどありませんでした。

5. ナスの唐揚げがおいしい!

どういうわけか、テーブルに運ばれてきたナスの唐揚げ。このお店に来る途中、突然大雨が降り出し私は自転車だったので、ほぼずぶ濡れの状態で到着したのですが、その状態で自分の席が空くのをじっと待っていた私にお店の人がサービスしてくれたのかな、とか思いました。もしかしたら、隣の席のおじさんたちがおすすめのメニューを私にオーダーしてくれたのかもしれません。よく分かりません。

この料理が私のもとに届いた経緯はよくわからなかったのですが、その美味しさからこれが好意のかたまりであることは分かります。料金にはこの料理の値段は入っていませんでした。誰かこの料理(輪切りにして衣を付けて揚げたナス)のことを知っている人がいたら、ご一報いただけると幸いです。

これをピリ辛のソースを付けて食べると本当においしい!実家に帰省したら、真似して作ってみたいレベルです。

まとめ

ラオス料理「シンダート」は、日本の鍋や焼肉と同じように複数人で食べるもののよう。私のようにひとりで食べに来ている人は皆無でした。まぁ、日本で鍋をひとりで食べに行くこともないので、それはそうなのでしょう。しかしこれがすごい充実感。焼肉と鍋を同時に楽しむ充実感とけっこう焼いたり煮たりする作業自体も楽しいので、あっと言う間に平らげてしまいした。たとえひとりであってもおすすめです。

お店の場所は以下の周辺あたり。グーグルマップではここになっていますが、向かいにあったような気も。このへんに「シンダート」を出すお店が複数あるようです。

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