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サンティアゴ・アティトランで、観光名物のひとつになっているのが、土着信仰の「サンシモン教(マシモン)」。
その神さまが祀られている場所は、なぜか毎年、変わっていくようです。去年は結構離れた場所にあったらしいのですが、今年は町から徒歩で行ける距離にありました。
本当に普通の民家のなかにあるので、路地裏をガンガン進んでいくことになります。近所の人たちに場所を聞かないと、たぶんたどり着くことはできません。
そして感動のご対面。入場料は2ケツァール。写真撮影は10ケツァール。写真は撮りすぎると追加料金をとられるみたい。
この神さまはお酒やたばこ、そして女性が好きで、手足がないのは女性に手をださないようにするためなのだとか。この神さまの像もモデルは、メスティソ(白人とインディオの混血)の男性なのだそう。
シャーマン的なおじさんが儀式的な何かを行っています。周囲の人びとでは、お酒を飲んだり葉巻を吸ったり。
そのため、酒の匂いと煙がこの部屋には立ち込めています。
そして神さまにもお酒やタバコをあげています。
グアテマラはスペインの植民地だったこともあり、キリスト教の信仰が大半。ですが、マヤの先住民族たちの土着の信仰が、それと混じり合って今でも息づいているのです。