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 ミャンマーの首都・ヤンゴンには、電車の環状線がある。1周約3時間で、ヤンゴン中央駅から郊外をぐるりとまわって帰ってくる路線だ。地元の人びとにとっての日常の場であることはもちろん、同じ場所に戻ってくるので外国からの観光客からも気軽に乗れる人気の路線となっている。

 環状線の電車が停車するのは7番ホーム。チケットカウンターはホームにあり、1日乗車券の価格は1人200チャット。日本円にすると15円くらいと格安だ。

 電車の便はそれほど多くない。1時間に1本くらいか。私は2時15分発の電車に乗った。車両の数は少なく、ホームの進行方向よりに停車していた。

 電車の車両は日本製のものが使われていた。どうもJR東日本の中古車両を使っているようだ。ところどころに日本語の文字が目にはいる。車内の天井には「JR東日本」という文字のはいった扇風機が取り付けられている。これが意外にもパワフルでそれなりに涼しい風を作り出していてくれた。

 車内の様子はこんな感じ。頻繁にフルーツなどの物売りが歩き回っていてなかなか賑やかだ。

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 ヤンゴンの都市部を離れるとのどかな田舎の風景が広がっている。

 多くの工事をみかけた。急ピッチで開発が進められていることがわかる。しかし、活気はあるが、まだまだ貧しさを感じさせる風景も多く見かけた。また、たくさんのゴミが道端に捨てられてる光景も。経済発展の功罪が同時に目の当たりにしたような気がする。

 出発して約3時間後、予定通りにヤンゴン中央駅に到着。すでに日が傾きかけている。

 到着した電車に早く乗ろうと、ホームを走る人びと。電車はすでにゆっくりと走り出していた。