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この記事の所要時間: 324

1. 旅が進むスピードは遅くなる

 仕事をしながら旅をするメリットは、「その場所で暮らすように生活することができること」といえるでしょう。いってみれば、旅人と駐在員のあいだにいるような存在となる、ということもできるかもしれません。
 そこから見えてくる風景は、一般的な旅人とはちょっと異なるものになってきます。それと同時に、このスタイルで旅を続けていくことのデメリットにもつながっていることも忘れてはなりません。

 そのデメリットとは、旅のスピードが遅くなること。これは考えてみれば当たり前のことで、仕事をしながら旅をしていると、仕事と旅、その両方に時間を使わざるをえなくなります。だから同じ世界一周をするにしても、旅だけしてる人と比べるとそのスピードはゆっくりしたものになります。
 その旅の途中で、たくさんの人たちがあなたの旅を追い越していくことでしょう。もしかしたら、それは少し寂しさのようなものをもたらす経験でもあるかもしれません。

(Facebookなどでつながっていたりすると、先に行ってくれていることで、これから向かう先の情報を多く仕入れることができる、というメリットもあるのですけど。)

 だから、「そんなのはいやだ、集中して旅をしたい!」という人には向かないかもしれません。日本でがっつり稼いで海外でがっつり遊ぶ。そのほうが向いている、もしくは合理的だと考える人も多いことでしょう。そんな人であれば、仕事しながらの旅は、むしろストレスを被る選択肢となってしまうかもしれません。

 反対に向いていると思われるのは、ひとつの国や都市をじっくりと暮らすように滞在したい人です。仕事と旅をライフスタイルのなかに取り込むこと。それが旅と仕事を両立させるスタイルのメリットといえるでしょう。
 旅も長くなると日常になり、その地域の観光がひととおり終わるとやることがなくなって暇になったりもします(インドとか)。そんなときに仕事があると、暇な時間を有益に埋められるのもメリットですね。

2. 長い時間のかかるものには参加できない!

 これは個人的にはかなり大きい問題でもありました。というのは、たとえば、インドなどで有名な10日間の「ヴィパッサナー瞑想」やアフリカの奥地など、ある程度の日程、ネット環境につなげなくなるような環境に身を置くことができない、ということです。この世界には、ちょっと長い時間をかけないと得ることができない体験というものが確実にあります。
 けれどもたとえば、世界で唯一、宗教ビザというビザのある国・ミャンマーで数ヶ月瞑想修行に明け暮れるとか、そんな体験を「デジタルノマド」の状態ですることはちょっと困難。人にもよりますが、まったくネットに接続できないでいられる時間の長さは、どうしても限られてくるからです。

 また、中国のようにネット規制が厳しめの国も注意が必要でしょう。
 基本的に中国では、GoogleやFacebookなどのウェブサービスが使えなくなるので、それらを使って仕事をしてる人にとっては、死活問題となります。もちろんVPNなどを使用してそれらのウェブサービスにアクセスすることはできますが、これからさらにその規制は厳しくなっていくことが見込まれているので、安定したネット環境を常に維持できるかは未知数です。
 雲南省や四川省などは、バックパッカースタイルの旅人にとって聖地といえるほど魅力的な場所ではあるのですが、デジタルノマドにとっては、ちょっとリスクのある場所になってしまいました。
 もしかしたら、私が思っているほど、深刻な規制ではないかもしれませんが、そのあたりは中国在住のノマドワーカーの方などに聞いてみたいところです。

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