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多民族国家・マレーシア。この国には、マレー系、中華系、インド系など、たくさんの異なったバックグラウンドを持つ人びとが暮らしています。そしてもちろん、その宗教も多様なもの。ここでご紹介するのは、首都・クアラルンプール中心部からほど近いヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」。必見の観光スポットです。

ヒンドゥー教の世界観に浸れるスポット

この「バトゥ洞窟」は近くにそのままの名前の駅があり、 KLセントラル駅から電車で約20分くらいで到着します。駅を降りるとまず目に止まるのが、巨大な岩壁と猿の神様「ハヌマーン」の巨大な像。その像と関係は定かではありませんが、この周辺には数多くのサルが生息していて、稀に観光客の荷物を狙ってくることもあるようなのでご注意を。食べ物や飲み物は、見えないところに隠した方が良いと思われます。

この洞窟が聖地となったのは19世紀終わり頃。インド系の有力者がヒンドゥー教の寺院として開いたのが始まりだそう。

入り口は急角度で長大な階段

マレーシアでも随一のヒンドゥー教の聖地になっている「バトゥ洞窟」の入り口は、272段もの急な角度の階段を登った先にあります。そのため、動きやすい服装やスニーカーなどで行ったほうが無難です。宗教関係の場所なので、また原則として半ズボンなどのラフで露出の多い服装もNG。外国人に対してはその辺りは緩いようなのですが、できるだけその場所のルールに配慮したいところです。

洞窟へと続く階段の入り口の近くには、世界一の高さを誇る「ムルガン(Murugan)神像」が立っています。その高さ、なんと42.5m!この巨大な像はバトゥ洞窟のシンボル的な存在。その身体には300リットル以上もの金が使用されているのだとか。

約4億歳の巨大な鍾乳洞

巨大な鍾乳洞の中にはヒンドゥの神々が数多く祀られています。ヒンドゥー神話の展示や壁画も。この洞窟を形作っている石灰岩は、およそ4億年の歳月を経てるそうで、気の遠くなるような悠久の時の中で形作られてきた鍾乳洞です。

ヒンドゥー教の大祭「タイプーサム」(1月下旬~2月上旬)の時期には、この場所はとても大きな賑わいをみせます。「タイプーサム」とは、タミルの人びとによって行われるヒンドゥー教の神聖な宗教儀礼のこと。このバトゥ洞窟に、毎年約200万人以上の信者が参加するお祭りです。その時期は世界中からたくさんの観光客も訪れるのだとか。

おわりに

「バトゥ洞窟」は、クアラルンプールから日帰りで気軽に行くことができるオススメの郊外観光地。電車で行けて駅近というのも良いですね。階段を登ったところからみえる街の風景も素晴らしく、夕暮れ時にはライトアップされて幻想的な雰囲気が醸し出されるので、そのタイミングを狙うのもおすすめ。

行ってみないと分からない迫力と雰囲気があるスポットです。

掲載内容は執筆時点のものです。
2015/07/17 訪問

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