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悠久の歴史を有するチベット文化。けれどチベット本土は中国政府による民族抑圧などによって、チベット人にとって安住の地ではなくなりました。そのため、多くのチベット人が他国へと移り住み彼らならでは生活を営んでいます。そのひとつがインドの首都・デリーにあるチベット難民居留区「マジュヌカティラ」。この小さな町は、エネルギッシュなデリーにありながら、ほっと一息できる場所となっています。

町へのアクセス方法

「マジュヌカティラ」への行き方はとても簡単。ニューデリー駅の地下鉄に乗って、Vidhan sabha駅で下車します。電車の料金は12ルピー(約20円)。次に、降りた駅の出口付近で、サイクルリクシャやオートリクシャで行き先を伝えます。一人だと30ルピー(約50円)くらい。乗り合いになるともっと安くなります。そこから町へは大体10~15分くらいで到着。入り口には「TIBETAN REFUGEE COLONY」(チベット難民居留地)と書かれた門があるので到着すればすぐ分かりますよ。

まるで迷路のような町並み

門をくぐって中に入ってみると、まるで迷路のような狭い道で町が構成されているのが分かります。ほとんどすべてが裏路地のよう。ですが、雑貨店やレストラン、そしてホテルなど、生活に必要なものはすべて揃っています。ところどころの建物の屋根の上には、チベットの5色旗タルチョーがはためいています。道行く人びとの顔つきが、日本人に似ているので親しみを感じることができるでしょう。インドでよくあるような強引な客引きはありません。

心の拠り所、チベット仏教の寺院

町の中をしばらく歩いているとチベット寺院にたどり着きます。多くのチベット人にとって、チベット仏教はとても大切な心の拠り所。寺院の中は、金色の仏陀像がガラスの奥に鎮座しています。また、チベット本土では掲げることが許されていないダライ・ラマの肖像もみることができるのです。この寺院の周囲は人びとの憩いのスペース。そこでチャイを飲んだりおしゃべりをしたりと、ゆったりとした思い思いの時間を過ごしています。

本格的なチベット料理も食べられる

本格的なチベット料理の味を楽しむことができるのもこの街の魅力。例えば、チベット餃子のモモやチベットラーメンのトゥクパなどがとても美味しいのです。全体的に味は薄めで優しいので、油っこくてスパイスの強烈なインド料理に疲れた時には最適の料理。お腹を減らして町に向かうのがおすすめです。

おわりに

インドの首都・デリーにあるチベット難民居留区「マジュヌカティラ」。穏やかな人や町の雰囲気、そして本場のチベット料理が楽しめる場所となっています。チベット人の亡命先というと、ネパールのカトマンズやインドのダラムサラが思い浮かぶ人も多いと思いますが、こんな大都会でも彼らは力強く生活を営んでいるんですね。デリーを訪れた際には一度は足を運んでみて欲しい小さな町です。

掲載内容は執筆時点のものです。
2015/10/09 訪問

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