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モスクワに、ロシア最大の電気街があるのを知っていますか?それは「ガルブーシュカ」と呼ばれている巨大な建築物で、1棟すべてが家電店の集積となっているところ。別名「モスクワの秋葉原」とも呼ばれていて、一般的な観光スポットではありませんが、電化製品好きにはたまらないスポットとなっています。

ロシア最大の電気街「ガルブーシュカ」とは?

この「ガルブーシュカ(ГОРБУШКА)」は、広い国土を誇るロシアのなかでも、最大規模の電気街。巨大な建物のなかには、無数の電化製品を扱う店がひしめいています。フロアは1階と2階だけなのですが、1つのフロアに詰まっているお店はハンパない数。小さなお店がごちゃごちゃとしているのですが、主力の商品はスマホやタブレットのよう。iPhoneのような有名ブランドだけでなく、日本ではなかなか見られないような地元ブランドのスマホも見つけることができます。スマホ好きなら時間を忘れて歩きまわってしまうほど。

海外で電化製品を購入する時、多くの場合は、日本で売られている商品の種類や値段が懐かしくなるものですが、ここなら自分の求めているものを求めている値段で見つけることが可能。しかも、現在のルーブル下落も手伝って、ものによっては日本で購入するより安く手に入ることができます。

とってもフレンドリーな店員たち

ロシアを旅していて気づくことのひとつは、そこに住む人びとが、比較的、他人に対して干渉しないということ。つまり、ロシア人はそっけなく、自ら売り込んでくるようなことがあまりありません。ですがここ、「ガルブーシュカ」はその点でも別世界。小さな店ひとつひとつが独立していて競争が激しいせいか、スタッフたちはお客さんに積極的に声をかけてくるのです。商品には最初から値札が付いているものもありますが、多くは値段が書かれていないもの。そんな時には、それぞれのスタッフたちと交渉して、自分の望む値段で購入できるお店を探しましょう。お店や交渉次第で、値段はかなり違ってきます。

ただ、ここで購入できる商品は正規品だけではありません。極端に安いものだと正規品でないこともありうるので、よく確認してから購入しましょう。

オタクグッズも販売している

なんとなく、昔の秋葉原の「ラジオ会館」を彷彿とさせるこの建物。ここは、別名「モスクワの秋葉原」とも呼ばれています。その理由はも、大量の電化製品とともに、いわゆるオタク系のグッズも販売しているところ。秋葉原ほどの規模ではないものの、映画などのキャラクターのフィギュアなどが置かれているのです。

歩き疲れたら、休憩スポットで一休み

この「モスクワの秋葉原」を訪れれば、丸一日は楽しめます。ですが、ずっと歩きまわっていると、さすが疲れてしまいますよね。そんな時でも、館内には休憩スポットもちゃんと用意されてあります。なので、安心して好きなだけ歩きまわることができますよ。

おわりに

このロシア最大の電気街「ガルブーシュカ」の最寄りの駅は、メトロの「バグラチオノフスカヤ駅」。そこから歩いてすぐの場所にあります。モスクワの中心街から少し離れていますが、メトロで簡単に行くことが可能。基本的には観光スポットというわけではないので、周辺ではモスクワの庶民的な生活を垣間見ることができるのも魅力。中心街とはまったく違う風景が広がっています。とくに駅から建物の間にはマーケットがあって結構見ごたえがあり。

電化製品好きや一般的な観光スポットに飽きてしまった人におすすめの場所です。

掲載内容は執筆時点のものです。
2016/04/13 訪問

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