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美しいカリブ海に面している、メキシコ屈指のリゾート地・カンクン。そこから車で2時間ほどのトゥルムという場所には、中南米の観光スポットとして有名なマヤ文明の遺跡のひとつがあります。多くのマヤの遺跡はジャングルのなかにあるのですが、この「トゥルム遺跡」はカリブ海の絶景に面しているのが特徴。しかも近くに美しい白浜のビーチまであるという、1度で2度美味しい、そんな観光スポットなんです。

秘境感たっぷりな「トゥルム遺跡」の行きかた

この「トゥルム遺跡」は、メキシコ有数のシーリゾート地「カンクン」から車で約2時間くらい離れたところにあります。近くにトゥルムという街があるので、多くの場合、その街にバスなどで移動してから訪れることになるでしょう。遺跡の入り口付近には、たくさんのお土産物売り場やレストランカフェなどのお店が乱立しています。そこを奥に進んでいくと、チケット売り場を発見することができるでしょう。お土産物屋さんからチケット売り場のあたりまでは、有料の観光客用の輸送車もあります。チケットを購入してさらに奥へと進んでいくと、目の前に古い壁が現れ、そこに小さな入り口があります。

その小さな入り口をくぐると、眼前に広がるのが、マヤ文明の遺跡。ジャングル、壁と門、開けて遺跡という一連のこの流れが、訪れる人たちのテンションをアップさせてくれます。まさにマヤっぽい、秘境感たっぷりな遺跡といえるでしょう。

マヤ文明末期に栄えた「トゥルム遺跡」とは?

「トゥルム遺跡」は、マヤ文明末期に栄えた城壁都市の遺跡。メキシコのカリブ海に面していて、とくに黒曜石のための重要な取引拠点として、陸海双方の通商路を使った交易が行われていました。沿岸のマヤ遺跡群「リビエラ・マヤ」のなかでも、もっとも保存の状態の良い遺跡のひとつで、「中央神殿」「フレスコ画の宮殿」「降臨する神の神殿」とよばれる3つの主要な建造物で構成されています。近隣にある他の多くのマヤ遺跡と比べて、比較的コンパクトな遺跡。「トゥルム」とは、ユカテコ語で「壁」や「フェンス」、または「溝」を意味しています。遺跡を取り囲んでいる壁は、このトゥルムの砦を侵入者から守っていました。また以前から、「夜明けの街」を意味する「Zama」という名前でも知られていた場所でもあります。13~15世紀の間に繁栄して、スペイン人がメキシコを占領しはじめたあとも、およそ70年間も生き延びました。当時、推定で1000~1600人の人口を有していたとのこと。その終焉の理由は、スペインからの移民によって持ち込まれた感染症だったとも言われています。

マヤの遺跡とカリブ海の絶景が同時に楽しめる

この「トゥルム遺跡」の特徴は、なんといってもカリブ海が広がる絶壁の上に建てられていること。マヤ文明の遺跡は、そのほとんどがジャングルのなかに佇んでいるのですが、この遺跡はカリブ海に面している点で、異彩を放っています。そのような環境にあるため、極彩色のカリブ海とマヤの古代遺跡というコラボレーションを楽しむことができるという珍しい観光スポットなのです。世界には多くの遺跡がありますが、ここまで海に面した絶景遺跡はあまり見当たりません。また遺跡の敷地内には、多くのイグアナも生息しています。そのことも地味に見所のひとつ。なかなか野生のイグアナを目撃する機会も少ないと思うので、これもこの遺跡の魅力といっていいのではないでしょうか。

遺跡の近くには白浜のビーチまである

近くに広くて美しい白浜のビーチがあることも、この遺跡の特筆すべき点。通常であれば、遺跡観光とビーチリゾートは別々に楽しむものですが、ここではそのふたつを同時に楽しむという稀有な体験をすることができるのです。海外版『地球の歩き方』ともいえる旅行誌『ロンリープラネット』でも、メキシコの観光地No.1を誇るのがこの「トゥルム遺跡」なのだそう。そのため、アメリカや欧州からの旅行者たちからの人気が高い観光スポットになっています。遺跡を巡ったあとにビーチに行くのもよし、ビーチで遊んでから遺跡に行くのもよし。水着を持って遊びにいける、そんな観光スポット。家族連れにもおすすめできます。ここだけで丸一日、楽しく過ごすことができますよ。

おわりに

マヤ遺跡とカリブ海の絶景を同時に味わえる稀有な観光スポット「トゥルム遺跡」。ビーチで遊べるのも、ポイント高いですよね。遺跡が好きな人にも、海が好きな人にも、おすすめの観光スポット。1度で2度美味しい、なんだか得した気分にもなれます。ぜひ足を運んでみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。
2016/12/07 訪問

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