流行の最先端を行くアメリカ・ニューヨーク。この街には、歴史があって趣がある建物をリノベーションして造られた人気の市場があります。それはマンハッタンにある「チェルシーマーケット」。ここでは、この流行に敏感なお店や人が集まる市場をご紹介します。観光客だけでなく、地元のニューヨーカーも通うほど、魅力的なこの市場。お土産もの探しだけでなく、トレンドのグルメまで楽しめてしまいます。
古い建物と最先端のお店のコラボが楽しめる
アメリカ・ニューヨークにある「チェルシーマーケット」は、流行に敏感なお店が豊富に揃っている場所。マンハッタンの南西部にあり、ニューヨークを訪れる観光客の多くが、このマーケットに足を運びます。アクセスは、地下鉄のA・C・Eの電車に乗って、14丁目駅で下車。そこから徒歩で約5分のところにある、元ビスケット工場だったレンガ造りの建物です。
もともとは、ナビスコのオレオクッキー工場として使用されていた場所だそう。それが1997年、この周辺の再開発に伴って、全長200m以上という巨大なマーケットへとリノベートされました。これがとても評判となって、今のような賑わいを見せるようになるにいたったのです。古い建物と最新のお店の組み合わせが、この市場の魅力のひとつとなっています。
マーケットになっているのは1階部分のみ。2階より上の階は、Googleなどの著名な会社のオフィスがたくさん入っています。そのことからも、このマーケットの感度の高さをうかがうことができますね。
観光客だけでなくニューヨーカーも足を運ぶ
レンガ造りの趣のある建物のなかに入っていくと、多くの人たちが溢れていて活気があります。けれども、建物が古くて落ち着きがあるためか、あまりゴミゴミした印象を与えません。天井も高く空調もしっかりしているようで、マーケットを包み込んでいる空気もすっきりとしています。
このマーケットは、ニューヨークのお土産ものを探すのにぴったりな場所。
NYのロゴが入ったグッズはもちろんのこと、イエロータクシーやビッグアップルなどの定番グッズもあります。また、観光客だけでなく、ニューヨーカーたちが日常的に立ち寄る場所でもあるので、キッチン用具、お酒やスパイスなどの日用品も売っているのも特徴。オーガニック食材やおしゃれな雑貨のお店などが集まっています。
もちろん、アパレルなどのファッション系のお店もあります。
また、本屋さんもあるので、ニューヨークの流行に敏感な場所ではどのような書籍が並んでいるか眺めてみるのも楽しい。気になったものを購入してみるのもいいですね。
ニューヨークにおけるグルメのトレンド発信地
また、このチェルシーマーケットは、ニューヨークにおけるグルメのトレンド発信地として知られています。そのため、一般的な観光客だけでなく、地元のニューヨーカーたちも足を運ぶ場所。何かを食べるためにここに来たら、まずハズレをひくことはない、そんな場所なのです。
人気のオイスターバーや、
おしゃれな寿司バーも。
おわりに
ニューヨークのマンハッタンにある、流行に敏感な市場「チェルシーマーケット」。観光客だけでなく、地元のニューヨーカーも通うほどの魅力を持ったマーケットです。また、ニューヨークならでは洗練されたグルメのトレンドも体感できるのも嬉しいポイントですね。ニューヨークの今が詰まった場所、そんなふうにいうことのできる、おすすめのスポットです。
掲載内容は執筆時点のものです。
2017/03/23 訪問
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