メキシコの首都・メキシコシティにある、「ヴァスコンセロス図書館」って知っていますか?この図書館は、とある旅行サイトの「死ぬまでに行ってみたい図書館15選」にも選出されたことがある、有名な観光スポット。これが驚くほどSF的、近未来的なデザインなのです。ここでは、この空中図書館と呼ばれている「ヴァスコンセロス図書館」をご紹介しますね。
この空中図書館へのアクセスのしかた
この空中図書館があるのは、メキシコの首都・メキシコシティ。この発展目覚ましい中米の大都市に、この「空中図書館」と呼ばれている図書館が存在しているのです。場所は、地下鉄の「Buenavista」駅すぐ近く。この「ヴァスコンセロス図書館」、スペイン語では、「Biblioteca Vasconcelos」という名前になっています。
こちらの雰囲気は入り口っぽいですが、出口なので反対側に回り込みましょう。コンクリート打ちっぱなしの外観がモダンです。これだけだと、まだ「死ぬまでに行ってみたい」と思わないですよね。
こちらが出入り口になります。入口と出口が分けられているのでご注意を。入るときは自由なのですが、出るときに持ち物チェックがあります。近未来的と評判の図書館なのですが、そのあたりは人力ですね。この図書館が「未来的」だと言われているのは、テクノロジーといった側面ではないことが、このことからもわかります。
無数の本棚が宙に浮いている光景が壮観
館内に入って、なかを見渡すと「未来的」といった意味がすぐにわかります。普通、床に置いてあるはずの本棚が大量に宙に浮いているのです。その様子は、こちらまで浮遊感を感じさせてくれるほど。まるで少し昔のSF作品のような、そんな世界観の図書館となっています。「空中図書館」と呼ばれている由来、それは大量の書籍を並べてある本棚が宙に浮かんでいるからなのです。
まさに近未来の図書館のイメージっぽいですよね。階段を登ってみると、吊るされている本棚の様子をよく眺めることができますよ。
SF的・近未来的で神秘的な雰囲気の図書館
この図書館の総面積は3万8千平方メートル。この規模の大きさから、メガ図書館とも言われているのだとか。知識の集積である図書館。それとSF的な要素が相まって、とても神秘的な雰囲気を醸し出しています。2006年に建造されたこの「空中図書館」。建築家のアルベルト・カラチ(Alberto Kalach)氏が設計しました。
図書館の中心には、クジラの骨格のようなオブジェも吊るしてあります。このオブジェもまた、この図書館の神秘さを演出してくれています。図書館にクジラってなんだかとても相性がいいように思えますね。
地元民がゆったりとくつろげる憩いの場所
この図書館は観光客に有名なだけではあります。地元の人びとにとっては、リラックスして長居できるくつろぎの空間となっているのです。館内には。座椅子や雑誌なども用意されて、そのスペースでは人びとがゆったりと過ごしている姿をみることができますよ。
世界中探しても、ここくらいしかない図書館
「死ぬまでに行ってみたい図書館」のひとつと言われている空中図書館「ヴァスコンセロス図書館」。世界中探しても、これほどSF的な図書館はそうそうあるものではありません。メキシコシティを観光するさいには、ぜひ足を運んでいただきたいスポットです。有名な図書館ではありますが、もともと観光地として扱われているわけではないので、のんびりと過ごすことができるもの魅力的。営業時間は8時半から19時半まで。館内の撮影には許可をとりましょうね。
掲載内容は執筆時点のものです。
2017/03/15 訪問
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