「タイの京都」とも「北方のバラ」ともいわれる古都・チェンマイ。観光の拠点となる旧市街エリアはもちろん人気ですが、近年では、少し離れた郊外エリアにもおすすめの観光スポットがいくつも誕生しています。ここでご紹介する「バーン・カーン・ワット」もそのなかのひとつ。「アーティストの暮らす村」がコンセプトの、ハンドメイド作品の天国のような観光スポットになっています。
アーティスト村「バーン・カーン・ワット」とは?
バンコクなどの大都市に比べて、人の数も少なくのんびりとした雰囲気が魅力の古都・チェンマイ。ですが人気の観光地でもあるため、その中心である旧市街はそれなりに多くの人びとで賑わっています。このアーティスト村「バーン・カーン・ワット(Baan Kang Wat)」があるのは、チェンマイの旧市街から車で30分くらいのところ。その立地条件から、より一層静かな環境にあり、チェンマイの魅力を濃厚に楽しめるのです。
「バーン・カーン・ワット」は、たくさんの植物と建物が共存しているエコヴィレッジ。自然とアート、そしてこの地に息づく伝統文化がここで幸福な融合を実現しています。サスティナビリティあふれる古くて新しいスポットで、新しいセンスがそこかしこに活かされているのも特徴です。
アーティストによるハンドメイド作品の宝庫
中央には広場を取り囲むように、さまざまなショップが軒を連ねています。どこのショップでもアーティストが手作りした衣類や雑貨などが展示・販売されていて見応えあり。見て歩いているだけで、完全に同じものはひとつとしてない作品たちのなかから、運命の出会いを探し当てるような楽しさがあります。
雑貨作りなどのワークショップを開催しているショップも。タイミングがあえば参加してみるのもおすすめです。実際に手を動かしてモノを作ってみることで、より深くその楽しさを経験できることと思います。
敷地内にはカフェもあって、ショップを見て回ったあとなどに一休みするのにぴったり。写真のカフェは、日本の小学校の教室で使用されているような机と椅子が設置されている、図書館のようなブックカフェ「Mahasamut Library」。窓のない開放的な雰囲気のカフェです。
他のアーティスト村やカフェ巡りも楽しめる
「バーン・カーン・ワット」の周辺には、他にもアーティスト村があります。このエリアは観光地としてまだまだ発展途上。そこかしこでどんどん開発が進められています。もちろん、アーティストたちが暮らすエコヴィレッジ「アーティスト村」というコンセプトを大切にしながら発展していることは特筆すべきところ。
チェンマイはとにかくカフェの激戦区。それはこの「バーン・カーン・ワット」の周辺においても同じです。おしゃれで高い水準のカフェがいたるところにあるため、カフェ巡りにもぴったりなエリア。チェンマイは近郊でクオリティの高いコーヒー豆の栽培をしていることもあり、美味しいコーヒーが好きな人にはぜひここでのカフェ巡りをおすすめします。きっとお気に入りのカフェが見つかるはず。
アーティスト村でエコでアートなひとときを
チェンマイ郊外にあるアーティスト村「バーン・カーン・ワット」。ハンドメイドの衣類や雑貨など、日本に持ち帰りたい作品を探すのにぴったりな観光スポットです。ここに集まってくる人びとも、タイ国内外の流行に敏感な人びとが中心。ゆったりとした時間や空間のなかで、現代的なセンスに彩られたエコでアートなひとときを過ごしたいときにおすすめです。
バーン・カーン・ワット(Baan Kang Wat)の基本情報
住所:191-197 Soi Wat U Mong | Suthep Subdistrict, Chiang Mai
アクセス:チェンマイの旧市街から車で約30分
2019年4月現在の情報です。
最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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