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韓国の南部に位置する湾岸都市・釜山。首都のソウルとは違って海沿いにあるので、新鮮で多彩な海産物を使った料理が楽しめるのも魅力です。ここでは、韓国・釜山を訪れたなら、必ず食べておきたい名物グルメ5つ厳選してご紹介。ソウルとはまた違った独特の食文化を楽しめる、必食の料理ばかりです。

1.釜山では冷麺よりも人気の麺料理「ミルミョン」

冷麺の釜山バージョン「ミルミョン」。一般的な韓国冷麺の主原料はそば粉なのですが、「ミルミョン」は小麦粉が主原料です。そのため、食感が日本のそうめんに似たものに。また、一般的な冷麺は具材として牛肉を使用するのに対して、「ミルミョン」では豚肉を使用するのも特徴のひとつ。釜山では冷麺以上にポピュラーな麺料理です。

2.豚骨スープの香りがただよう「デジクッパ」

ご飯ものでは、「デジクッパ」も首都のソウルではあまり見かけることのない釜山の名物料理です。しっかりと豚骨で出汁をとったスープにご飯が入った料理で、お店の前を通ると日本の豚骨ラーメン店とほとんど同じ香りが漂っていることに気づきます。基本的に、味付けのされていない状態でテーブルに運ばれてくるので、調味料を加えて好みの味に仕上げていきましょう。

3.ソウルとは違う鍋料理「ナクチポックン」

「ナクチ」とは手長タコ、「ポックン」とは炒める、という名前を持つ料理。ソウルではまさに炒め料理なのですが、釜山ではスープが入った鍋料理です。ソウルでは辛いことで有名な料理なのですが、それと比べて釜山のものはそれほど辛くありません。そのため、食べやすいのが特徴です。手長タコだけでなく、エビやホルモンを具材として加えるお店も。

4.朝食にぴったりな贅沢料理「アワビ粥」

緑色をしたお粥にアワビの身が乗せられている「アワビ粥」。優しい味わいなので、朝食にもぴったりな料理です。緑色の理由は、アワビの内臓が入っているから。新鮮なアワビの内臓をミキサーにかけてすりつぶして煮込んであります。このアワビの内臓がお粥に深いコクを与えています。

高級食材シリーズだと「ウニ丼(アンジャングバプ)」も、日本から釜山を訪れる旅行者に人気の料理です。日本のウニ丼との違いはその食べ方にあります。ウニとタレが仕込まれているご飯を混ぜ合わせるのが美味しく食べるコツ。しっかり混ぜ合わせたあと、海苔でくるんで醤油につけて食べてみましょう。日本のものとはまた違った風味が楽しめます。

美味しいウニ丼が食べられるのは「ミチョン食堂」。バフンウニとムラサキウニの2種類のウニがベストな配分で使われている人気のメニューです。ただ、このお店は釜山の郊外にあるのが難点。カニ市場で有名な機張(キジャン)市場に立ち寄ったタイミングに合わせて足を運ぶのがおすすめです。

5.これだけは釜山を訪れたら必食「カンジャンケジャン」

「カンジャンケジャン」とは、ワタリガニの醤油漬けのこと。ワタリガニを生きたまま漬け込むことで、味がしっかりとカニの身に染みわたっています。カットされた状態で配膳されてくるので、そのまま食べられます。火を通すこともなく、ワタリガニの甘みや旨みがダイレクトに味わえるのが魅力。

カニの身を堪能したら、甲羅の部分でカニ味噌ビビンバを作るのがおすすめ。韓国ではこの料理を「ご飯泥棒」と呼ぶほどご飯が進む食べ方です。日本ではあまり知られていませんが、ぜひ本場の釜山で食べておきたい人気料理のひとつです。

釜山が持っている独特の食文化を楽しもう

海沿いにあるため新鮮な海産物にも恵まれ、首都のソウルとは違った食文化を持つ韓国・釜山。ここでは、この街を訪れたならぜひ食べておきたい名物グルメを5つピックアップしてご紹介しました。実はここで登場した料理以外にも、ホルモン焼肉「コプチャン」や見た目がインパクト大な「コムジャンオ」など、まだまだ名物グルメが釜山には存在しています。ぜひ、その独特な食文化を探索してみてください。

2019年6月現在の情報です。
最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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